2023年夏
今年も
奥秩父・栃本の山々にミキをさばくるえぃちゃんの言霊が響きました
大水源地帯の奥秩父山系
標高約800M
栃本の向いのお山との間で流れるは荒川源流
この地で感じ合うよろこびは水の流れにのって
東京湾まで流れ着き再びソラへと昇る
etsuko☆sunの集いは一期一会の発酵発光の場
それぞれの「食と祈り」をお山のうえで放った
1泊2日の台所リトリート
レポートです☆
これまでの栃本台所リトリートのblogはコチラ
2022新春台所リトリート
2022夏えぃちゃんの栃本ミキさばくり
2022夏えつこさんの台所セッション夏の台所合宿
2023新春台所リトリート
大自然と確かに共存共栄していた古きよき日本の気配のこる
奥秩父・栃本
etsuko☆sun台所リトリート
はじまりは
集落のほぼ中央で
全てをとりまとめていらっしゃるかのような
妙見神社さまにご挨拶
photo by HARUKO sun
人の暮らしが自然の恵みを最大限享受できる集落の配置に
身を置くだけで得られる安心感は
自分自身が大いなる循環の一部であることのよろこび
えぃちゃんのミキを手のひらで受けながら
栃本のソラと向いのお山にご挨拶
こうして集落の中でひとときを過ごせるのも
村の方々とわたし達を繋いでくださる
“どなたかの新しいふるさとをつくる”様々な活動をされている
栃本ふるさとプロジェクトの方々のおかげです
案内してくださったよっぴありがとう
(よっぴの担当する栃ふさのインスタはコチラ)
photo by HARUKO sun
雷鳴が遠くで鳴り響くなか
アオゾラがお出迎え♪
こんなことにも感謝を覚えます
お山のうえで暮らせるということは
お日さまのめぐみを一番受けられる向きに向かって
すべてが整っているということ
(畑も家屋も公民館もすべて南向き)
そして欠かせない水のめぐみも豊富にあるということ
(実際栃本では今でも“山の水”の蛇口があります)
古の叡智が集結された場
ここにに立つだけで
わたし達はエナジーをチャージできる
自らが「在りのまま」に整っていくよろこびを感じることは
etsuko☆sunの「祈り」のはじまりでもあります
そしてお宿にチェックイン!
奥秩父・栃本
栃本ふるさとプロジェクト
洋風古民家「栃本旅籠空(そら)」
古民家をリノベーションした一軒宿
大きな銀杏の一枚板のテーブルがみなさまをお出迎え
ゲスト
えぃちゃんこと香川英子sunによる
奄美大島伝統ミキ神酒ワークショップスタート
ミキとはお米と水とさつまいもが原料の
自然の恵みそのままに活かされる発酵飲料、滋養食
奄美大島ご出身のえぃちゃんから
古来より神事祭事の際
神さまへ捧げるために祈りを込めてつくられてきた
ミキのスピリットをうけとります
▷香川 英子(えぃちゃん)
奄美大島出身
奄美大島伝統ミキ神酒・ソウルフードさばくり(活動)
「故郷のミキの神秘」と「島ぬ宝」の真髄・神髄と心髄お伝えします
2020年奄美伝統神事祭事の神様への神酒を伝授され
“ミキ''を運ぶお遣いは
奄美大島から世界へ発信活動中♪
奄美の言葉を交えたえぃちゃんの言霊をうけとりながら
お米に手で触れる
お米を研ぐ
出身地となまえを名乗る
(言霊を発する)
ミキをさばくる
(“さばくる”とはお世話をするということ)
一期一会の輪でさばくりした
ぴかぴかのミキは
明日朝、栃本のお山のうえにある
両面神社の神さまに捧げます
ミキさばくりは大いなるソラとテシゴト
(ソラとテシゴトとは?コチラをどうぞ)
輪になってするテシゴトは大いなるわかち合い
はじめましての一期一会の輪が
この日のために縁あって集った仲間に思えてならない
その仲間と囲む食卓
「いただきます」
photo by えぃちゃん
ごちそうさまの後は
Rio sunのリードでアニマルカードリーディング
カードからのファーストインプレッションをシェア
社会的な情報でなく
フィーリングから感じ合えることの
情報量の多さよ
お互いのスピリットに束の間、近づく時間
ミキをさばくりながら
セイクリッドソルトをミックスしながら
栃本台所リトリートの夜が更けていきました
photo by Chisato sun
▷etsuko☆sun
2020年からソラとテシゴト主宰
ホームページはコチラ
プロフィールはコチラ
輪になる場で人と人の一期一会を
イマこのときだけの組み合わせのミラクルとして遊び
よろこびあう
「今日も東から太陽が昇り西へと沈みますように
今日のわたしにひつようなことが起こりますように
そしてよろこびとともに受け入れたことを
わかち合うことができますように」
etsuko☆sunの祈りです
台所リトリートの朝は早く
午前6時
佐藤初女さんの言葉を朗読しはじめたときには
みなさんが
銀杏の大テーブルに揃っていました
ひとつ
みなさんの前でむすんで
あとは
はじめて初女むすびに出逢うかたも
いつも結んでいるかたも
ご一緒に
日本でむかしから大事にされていること
炊き立てのごはんを
お塩と海苔と梅干しを
手のひらのちからでむすぶ
佐藤初女さんのおむすびには
「十の工程があったら十のどこにも心を離したくないから」と仰る手順があり
その手順さえ大事にすれば
小さなお子さまからお年を召した方まで
どんな手でもむすべる
海苔に包まれたおむすび
むすんだ
初女むすびを手ぬぐいに包んで
ミキを携えて
お山のうえの両面神社さまへ運びました
集落からさらにお山のうえに
村の方々が護り続けてきた両面神社があります
鳥居は
栃本ふるさとプロジェクトの方々が再建されたもの
それは
村の方々の理解なしでは成しえないこと
この地に許されたソラとテシゴトに
堂々とした立派な鳥居をくぐるたびに胸がいっぱいになります
早朝
両面神社参拝
「ありがとうございます」
両面神社に祀られているおいぬさま
五穀豊穣の神さまに
手をあわせ、拝む
狛犬さまの手前で
えぃちゃんが神ミキをひらきました
「食と祈り」
こんな風に捧げお供えすることで
わたし達があらわせること
そしてそれをお下げして
「いただくこと」で得ること
場所を移して
栃本広場にて朝ごはん
初女むすび
はじめの一つ目は
「祈り」を味わうように
静かにいただきました
朝の光のなかでしか
起こらないことがあるように思います
わたし達は朝がくるたび
生まれかわる
昼の間は思う存分
交わし合ってわかち合い
一晩眠ることで
ひつようなことだけが熟成され
目が覚めたら毎日
新しい自分
新しい“わたし”同士で
手を合わせ拝み
直会のように朝ごはんを囲めたことに
感謝
えつこさんの台所リトリート
クライマックス
最後のごはんは
みんなで台所で即興ごはん
台所で「心をあわせる」
目の前のいのちに
“わたし”もただひとつのいのちとして共鳴する
響き合い
感じるままに手をうごかす
こう切ろうかな
もう少し火をいれたい
この色をとどめたい
どこかの誰かが言っていること
いつぞやの記憶
今となっては糧になっているすべてのことから
解き放たれて
ただひとつのいのちとして
感じるままに手をうごかす
瞬間瞬間
自分が決めてゆく
ひとりひとりが
「心をあわせ」ながら手をうごかしている
そんな台所は賑やかでいながら
同時にとても静謐
佐藤初女さんの言葉
『祈りとは生活です
生活の動作、ひとつひとつが祈りです
心をこめて食事をつくったり
ともに食卓を囲んだり
ごく平凡な日々の営みの中にこそ
深い祈りがあるのです』
~動の祈り~
photo by Risa sun
今回
佐藤初女さんが遺された言葉から感じ入ることがあり
台所リトリートに
「食と祈りのわかち合い」という言葉を掲げさせていただきました
『台所では静の祈りと動の祈りは同時に在る
栃本の大自然とひとつになる感覚と同じように
目の前のいのちに心をあわせるわたしもまたひとつのいのち
手をうごかし食卓を囲むそのすべてに息づく
「祈り」のわかち合いを
人が集い笑顔生まれる“えつこさんの台所で”』
~etsuko☆sun~
リトリートの最後
シェアのなかで
「初女さんがずっと居てくださったような気がした」と
仰っていただけことは伝わることのよろこびを感じました
(2022年夏に初女さんに宛てて書いたblogはコチラ)
ほかには
「祈り」という言葉を出した時点でもうそうではなくなっているというシェアや
感じることも今は難しいというシェア
「笑顔でいること」が祈りという言葉も
「食べることは生きること」というえぃちゃんの言葉も
2日間
特別な同じ時間を過ごしたからこそ
その言葉に含まれる
言葉にできないたくさんの想いも受けとりあえたと思えます
雷鳴からはじまったリトリート
最後のお昼ごはんのまえには土砂降りの雨を
お宿からみんなで眺めました
お昼ごはんをいただいている時
さっき降った雨が帰化してソラに昇っていく様を眺め
大自然が魅せたことと
それぞれのココロとカラダに起こったことを
重ね合わせるような
そんなリトリートのフィナーレ
真夏の奥秩父・天空に佇む集落栃本で
一期一会の輪を共に創りあげてくださったみなさま
ありがとうございました
このたびのリトリートに食卓に運ばれたのは
小鹿野・くつろぎ農園
女神味の野菜とハーブたち
そしてジャンボしいたけ
小鹿野・豆腐工房水むら
とびきり美味しいお豆腐・お揚げさん・厚揚げ
ケンジさん
さやかちゃん
健やかにいのちを繋いでくださりありがとう
えぃちゃんの言霊で
「食と祈り」をわかち合えたこと
よろこびです
えぃちゃん
いつもありがとう
台所リトリートに
全体に渡るテーマをふくませるはじめての試み
集った方次第でひろがりふくらむような
多様性を感じられる時間にしたいという願いは
みなさんのおかげ様で叶えられました
隣のあなたは自分とは全く違う
当たり前のことだけれど
その都度思い知る時“わたし”の可能性に幅がでる
間違っても“あなた”にはなれないけれど
“あなた”との交歓は“わたし”の世界を確実にひろげる
わたし達はひろげあっている
『わたしのSUNあなたのSUN
交わりHAKKOUするところ』
次の交差点でお逢いしましょう
Special thanks
頼もしきリトリートバディRio sun