拝啓 佐藤初女さま
わたしはいま、『おむすびcafe 空と糸』で初女むすびをむすんでいます
今の私がもし、初女さんとお話できたら
私は何を発し、初女さんは何とお返事されるでしょうか?
私の心の奥にも
ことばを超えたいのちの筋があるのでしょうか?
きっと日々大切に生活をし
暮らしていけば見つかりますか?
私の命が終るまでに答えを見つける事ができれば嬉しいです
今日初めてまあるいおむすびを作りました
魂のようなまあるいおむすび
母が作ってくれたおむすび
私が夫や子どもたちに作ったおむすび
形や塩加減は違うけれど沢山の思い出があります
また子どもたちにおむすびを作りたいと思います
これまでの事を思い出しながら…
おにぎりをむすびながら
あのあたたかい感覚がよみがえり
台所お料理と再会したい気持ちになりました
ふんわり優しく丁寧に…
人とつながって
これから少しでも生きていきたいと思います
「ことばを超えて」...
「お役目」...
初女さんからの応援メッセージだと思いました
初女さんの言葉が支えとなりました
その時その時の一瞬の光が重なり続けて人生ができているのなら
その一瞬を自分もひとに対してもやさしくなりたい
初女さん
ソラでも忙しくされていますか
遠くから見守っていてくださいね
初女さんの志を日々見つめて生きていけたらいいなと思います
2024年10月30日
えつこさんの台所 初女むすび
@おむすびcafe空と糸
森のイスキアで全国から訪れる人々を迎え
手づくりのごはんを用意し、食卓を囲み
相手の言葉に耳を傾け続けた
佐藤初女さん(1921年~2016年)
「いま、初女さんに逢いたい」と願い
集まったみなさんと、輪になって
初女さんの食に対する想いがつまった
“初女むすび”をむすびました
そのあと、初女さんにむけて
お手紙を綴る静かな時間を持ちました
みなさんのお手紙をお預かりし
それぞれのお手紙から
ワンフレーズ ワンセンテンス
つなぎ合わせたら
あの日あの時間だけの
ひとつの特別なストーリ―になりました
初女BOOK
“いま、初女さんに逢いたい”2024.10.30
お届けできたことがヨロコビです
2009年「岩木遠足」で初女さんに
おむすびをおしえていただいてから
台所にたつときは
いつもどこかに初女さんを感じています
初女さんの遺した数々の御言葉と自分自身の感覚を
台所で繋いできたわたしは
いま
「ガイア(地球の生命体)の味しかしない」
それだけを育みたい、そう願って台所に立っています
本日の「Gaiaの味オンリースープ」
東久留米産のサラダカブと白菜と稗とお塩と玉ねぎ糀で生まれたホワイトに
紅玉のアカをあしらいました
初女さんの活動の地、雪深い青森の“森のイスキア”
長い冬の終わりを告げ雪布団から覗く春の訪れをイメージ
一年の三分の一は深い雪に覆われる青森・岩木山の麓
『たいへんなことも多いのですが、わたしは冬も嫌いではありません。
厳しい冬を耐え忍んだ野菜や果実は力強くうまみがぎゅっと詰まっています。
冬の中には春の種があり
凍てつく寒さは、やがて大きな恵みを与えてくれます』
(いのちをむすぶ・佐藤初女・集英社)
人生もまたその時々の季節を巡っているようなもの
今日この日に
「えつこさんの台所」で初女むすびに出逢ってくださったことに感謝いたします
五穀甘酒で乾杯♪
『結核で喀血を繰り返していた女学生のころお見舞いに桜鯛の潮汁をいただきました。』
『薬や注射では得られなかった感覚で“食べたい”“生きたい”という思いが
からだの奥底からむくむすと湧いてきました』
『食べることはいのちをいただくこと。
おいしくいただくことで食材のいのちが生かされ人も生かされるのです』
初女さんの御言葉をわたしなりに問う日々はこれからも続きます
『お役目』
『奉仕とは』
『ことばを超えて』
『響きあう』
『素直に「はい」』
みなさんが開かれたページに並んでいた言葉たち
(いのちをむすぶ・佐藤初女・集英社)
ともに佐藤初女さんの精神をわかち合ってくださった皆さま
ありがとうございました
今日この時だけの時空間を創ってくださった
「おむすびcafe 空と糸」MARIKO sunに心より感謝申し上げます
これからも
「えつこさんの台所」は
カラダと心とたましい
わたしとあなた
これまでといま
いまとこれから
この地とわたし
地球とわたし
わたしと宇宙
わたしと世界とを
むすんでゆきます
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