2023.3.26-27
盛岡リタ
~春の足音が聴こえるころ糀をたてる~
(ご案内はコチラ)
リタのKUMI sunにお招きいただき
『えつこさんの台所』が北東北・盛岡へ参上!
日々健やかに暮らせるものがならぶ盛岡リタ
ショップの奥には静かな畳のスペース
笑顔になれる健やかで美しいものがつながり循環する場
『香水茅の間』にて
東京・東久留米から新幹線で運んだ
糀がリタの籠におさまって
お客さまを待っています
手入れの行き届いた築120年の平屋の建物には
床・壁・梁・天井
いたるところに
糀たち微生物の気配
このたび
KUMI sunが
「よかったらお使いください」と
差し出してくださった
田村種農場の「亀の尾1号」玄米
田村種農場sunが
「岩手亀の尾1号」を復刻させたストーリーはコチラ
(KUMI sunが書かれた記事☆
岩手/ 田村種農場 田村和大さん「土地を知る」
~マーマーな農家~)
大正から明治期までの短い期間しか
岩手では栽培されていなかったといわれる
「岩手亀の尾1号」
「在来種には、その土地の記憶が刻まれている」と語る
田村種農場の田村和大sun
田村sunが
ひとつぶに確かに宿るspiritに耳を澄ませながら
ふたたび一面の黄金色に実らせるまでの
すべてと
そんな営みをつなげてきた
これまでの先人の営みへ感謝しながら
「岩手亀の尾1号」で“糀をたてる”
~お米に花をさかせましょう~
事前にわけていただいた
田村種農場さんの玄米は
水に浸しても
蒸籠で蒸しても
甘い香りがした
あま酒に仕込んで
盛岡に運びました
米に花で糀(こうじ)
蒸した玄米に種つけし
人肌で育てることで
ひとつぶひとつぶに糀の花が咲く
ほかほかと温かな甘い香りのする花は
満開に咲き誇ったとき栗のような甘さをもつ
お米に花が咲き
あまくなることの不思議に
岩手の大地の記憶を
こうして味わえることに
輪になり乾杯!
新幹線でつれて来た糀が
ちょうど出糀(糀の完成)をむかえている
きょう集まったみなさんと
お米のお花を愛でる
お米のお花が
天に手をのばすように
咲き誇った姿を眺め
みなさんの手で
その塊をほぐすとき
糀はひとりひとりの手にひろがり
空間に満ちてゆく
「えつこさんの台所」
~糀をたてる~
糀の世界
糀が教えてくれること
日本人がむかしから大切にしてきたこと
微生物の気配を感じながら
季節に寄り添い暮らすこと
手のひらのちから
空間(ま)のちから
輪(わ)になることのちから
お伝えしています
蒸しあがった
「岩手亀の尾一号」に種付け
先ほど手入れした
出糀をむかえた糀と混ぜて
みなさんのお土産に
それぞれのご家庭で発酵発光
今日からはじまる糀との暮らし
「えつこさんの台所」は引き続き
SNSでサポート☆
お昼ごはんは
『糀と雑穀をつかった
春を呼ぶ岩手のspirit感じるごはん』
盛岡リタで糀をたてる2days
輪になり食卓を囲んでくださったみなさま
2daysそれぞれの輪の豊かさが
盛岡リタに満ちました
ありがとうございました
日本で昔から大事にされていること
それを生かしてきた風土の数々
先人の叡智
イマの感覚で未来へ放つ試みをされている方々への
敬意を言葉と行動に
「えつこさんの台所」で糀の世界に触れていただけたこと
ヨロコビです
盛岡リタ KUMI sunのspiritが
隅々までゆきとどいているこの場で
岩手の記憶が刻み込まれた
「岩手亀の尾1号」に咲いた糀たちの声を
響かせることができたこと
ありがとうございます
special thanks
photo by DAISUKE sun
(date.2023.3.27)