夏休みがはじまっています☆
元気はじける子どもたちと一緒に
えつこさんの台所series4寒天をリバイバル
ゲストをお招きし
宇宙食堂を開催しました
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2021 年 7 月 28 日(水) 10:30 ~ 13:30
@サスティナブルカフェ&サロン HALUM
宇宙食堂☆夏休みスペシャル・寒天
“うみの草とゆらぎおどる”
ゲスト★ はるいろ木かげ 主宰
“ 私”を旅する絵本自感 ゆざわ ちはる sun
“母なる海に抱かれて ココロもカラダもほどけるひとときを・・”
ちはる sun の絵本 Time + ウクレレで奏でる 海のうた♪
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宇宙食堂はえつこさんの台所シリーズを
ゲストをお迎えしてリバイバル開催する特別バージョン
えつこさんの台所に共鳴してくださった
様々な分野のスペシャリストをお招きしています
はるいろ木かげ 主宰
“ 私”を旅する絵本自感
ゆざわちはるsunは
宇宙食堂“麹をたてる”~麹に宇宙を感じる~に
引きつづきのご登場♪
(前回の様子はコチラから)
宇宙食堂夏休みスペシャルのゲスト
はるいろ木かげ 主宰
“ 私”を旅する絵本自感 ゆざわ ちはる sun
「絵本は読んでもらうもの」と仰る
ちはるsunセレクトの絵本を読んで頂きながら
子どもたちと寒天を遊びます
ちはるsunの声に引き込まれる子どもたち
ちはるsunの絵本にあわせ
ウクレレで海のうたをみんなで歌い♪
親子でペアになって海の絵本にあわせ手遊びしました
絵本『トコロウとテンジロウ』は
海の中を気持ちよくただよう天草(てんぐさ)の兄弟が
仲間たちと海女さんに摘まれ
お日さまにさらされ そのぬくもりにうっとりし・・・
紅いからだが白く変わったところを
ぐつぐつ鍋に入れられて眠たくなりとろけてしまい
ところてんになってプルプルと笑いだすというお話し
ところてんから寒天になるために
「あたらしいすがたとなっていつかはかならず、
ふたたび海へともどる」
「きれいな海があるかぎりわしらの仲間は
いつまでも海の中でふえつづけることができる」と
旅立っていく仲間もいます
仲間を見送りながら
トコロウとテンジロウはひとつになって
天付きにいれられて...
クライマックスのちはるsunの声に
子どもたち大人もみんな
大笑い
天草(てんぐさ)とは紅藻類のなかでも
杉の葉状をした海藻の総称
(マクサ・ヒラクサ・オオブサなど)
深い海の岩にくっついてゆらいでいます
天草は煮とかして冷やせば自然に固まる性質を持ちます
(これに対し現在寒天の主成分になっているオゴノリは
自然に固まらないため水酸化ナトリウムを加え
アルカリ処理をしています)
お日さまで乾燥した天草は海の香りが凝縮していますが
(子どもたち思わず「くさーい」)
水に放つとやさしい潮の香りに
みんなで触れて確かめて
すでにお水がとろとろとしています
お鍋でぐつぐつと煮込むこと40分
台所は磯のかおりでいっぱいになります
フキンで濾してあらわれた
金色の液体
バットに流しいれ
ところてんの出来上がり
みんなでたのしく天つきタイム♪
あおさと酢醤油とゴマでトッピング
梅シロップ味も子どもたちには大人気
美味しく頂きました
そして
ところてんは中国からの渡来品ですが
寒天は日本産まれ
寒い冬にところてんが凍って
昼間お日さまに溶け夜また凍ってと
繰り返すうちに
海藻の香りが消え
真っ白で和菓子に使える寒天が!
170年前から変わっていない伝統製法は
12月から2月にかけてすべて手作業
極寒で日中はお日さまが照り
湿度が少なく 雪の量もほどほど
そして何よりの水と空気の綺麗な土地でつくられます
長野県の諏訪地方は寒天の産地
条件を満たす風土であることから
先人が農閑期の副業にと寒天産業を興しました
海のめぐみと
山に囲まれた極寒地の厳しい寒さと
綺麗な空気の産物
そしてお日さまのちからが宿る天然寒天
天然寒天ができるまでの行程には
日本で昔から大事にされてきたことが
たくさん
その天然寒天をつかって
親子で寒天アートをしました♪
赤しそジュースのピンクの寒天のうえに
(お砂糖を使わずリンゴジュースで甘味をつけました)
東久留米産のフルーツと
HALUMのガーデンのフレッシュハーブを
思い思いにアート☆
お母さんウサギも登場しました♪
このあとリンゴジュース寒天を流し込み
デザートタイムまで
冷蔵庫で冷やします
お待ちかねのお昼ごはん
寒天ごはん
寒天と炊きこむことで艶やかに
まとまり感もあり
子どもたちには塩むすびをしました
あおさと糸寒天のお味噌汁
昆布だしに海藻の風味
糸寒天の食感が新鮮です
麹と雑穀をつかった
うみの草とゆらぎおどる
母なる海を「感じる」お昼ごはん
・寒天ごはん
・糸寒天とあおさのお味噌汁
・ヒジキとトマト白梅酢の豆腐マリネ
・蕎麦の実のアカモクあえと枝豆寒天寄せしょうゆ麹風味
・糸寒天の麹サブジ(トマト玉ねぎ塩麴と丸麦とナス)
・パプリカとわかめcurry塩麴あえ
・ところてん
・東久留米のサマーフルーツとハーブの寒天アート
(スイカ・ブルーベリー・プルーン
ミント・レモンバーム・セージ・ローズマリー)
すっかり子どもたち同士も打ち解けて
ニコニコみんなで
「いただきます」
それにしても子どもたちはパワフル
まるで夏そのもの
「HALUMの店先にカマキリがいた!」
HALUMのオーナーMasako sunに
即席の虫かごをつくっていただき
大騒ぎのこどもたち
一方静かに
空間を全身で感じながら
お気に入りのコーナーをみつけ
ミニカーを走らせる小さな子
ワイヤーカゴで積み木?
電車ごっこがはじまりました
今回の宇宙食堂
ちはるsunが素敵な副題をつけてくださいました
“母なる海に抱かれて
ココロもカラダもほどけるひとときを・・”
お昼ごはんを準備している間の
ちはるsunの絵本タイム
ちはるさんの声に反応する子どもたちの声が
キッチンまで聴こえてきました♪
『「うみます」のなかに海
海という漢字のなかに
「お母さん」』
「ほんとだ!母がある」と子どもたち
ぼくたち私たちは海から生まれてきた
お母さんのおなかに海があるんだね
台所で海藻とゆらぎおどるのが
あんなに気持ちがいいのは
お母さんのお腹のなかにいたときのことを
思い出すからかもしれません
予測不可能な子どもたちのエネルギー
はじめから
打ち合わせは意味ないね
その場で流れを決めようねと
ちはるsunと話していました
子どもたちに合わせていると
はじめは好き放題でまとまりがなくても
そのうち
お鍋のなかの天草のとろみのように
なんとなくまとまってきます
最後はいとこ同士みたいになって
ちいさな子もすっかり寛いで
思わず
「お盆の親戚の集まりみたい!」と
口にしてしまいました
ちはるsun
子どもたちを
惹きつける声の魔法を
ありがとうございます
大人の私たちもちはるsunの伝える
海のゆらぎに
子ども心や
お母さんのお腹のなかにいたときのことを
想い出しました
宇宙食堂は
ゲストから受け取ったギフトを
カタチでお返しする
宇宙料金制☆☆☆
みなさん宇宙料金箱へ
ちはるsunへの宇宙料金を
届けました
参加してくださったみなさま
子どもたちにあたたかい眼差しをありがとうございました
私たち大人は輪になり
海のゆらぎのような覆いをつくることで
子どもたちに圧倒的な受け入れ感を与えることができる
日々1対1で向き合うときは
なかなか気が抜けないですが
こうして輪になってみんなで見守ると
何よりお母さん自身が寛ぐし
子どもたちがのびのびします
HALUMのオーナーMasako sun
親子が集まって
ありのままでいれる場をありがとうございます
イマ目の前のすべてを
こうして差しだしてくれる子どもたち
ありがとう
眩しい君たちを
お手本に
季節は夏本番へ♪
しじみ蝶もカマキリも
最後はみんなでバイバイして
HALUMのお庭にかえしました
ー20210728宇宙食堂参考文献ー
かんてんレシピクラブ(小菅陽子・女子栄養大学出版部)