拝啓 佐藤初女さま
わたしはいま、初女むすびをむすんでいます
しっとりした空気に緑の香りが漂う初夏の候
初女さんの「初女むすび」を盛岡の「リタ」で
2つ作りました
今朝、近くの教会の鐘の音を聴いたとき
今日は初女さんに会いに行くんだ・・と思いました
いつも聞いている音なのに、特別な感じが、しました
初女さんの1つ1つの言葉がつづられている本を
何ページか朗読をし合いました
1つ1つが全身に響きました
あわただしく過ぎていくと思っていた日常生活をおちつかせるようです
水の音、お米のたけたにおい
にぎった時の感触
とてもクリアにダイナミックに
自分の中で響き渡ります
初めての初女むすびをむすびました
いびつなおにぎりでしたが
自分みたいでとっても愛しかったです
まんまるいおむすびの形は
まるで魂のようだと思いました
魂の形は見たことがありませんが
生きている喜び
自分におめでとう
ふり返ってみると
自分のことばかり考えて、誰かのための心を忘れていました
誰かのためにと思う、その裏に
どこか自分の思うことを思うとおりにしたい気持ちがかくれていました
自分を見つめ直すきっかけになりました
今とても居心地の良い空間でホっとする方々
(初対面・2回目とは思えない)と一緒にいて
深く呼吸ができます
これもむすびだと思っています
きっと初女さんはより軽やかに透明な風になって
世界を飛びまわっていることでしょう
風を感じる時
光を感じる時
木々のささやき
鳥の声を感じる時
初女さんは側にいらっしゃるのですね
私もいのちを生ききります
初女さんとの出逢いに感謝して
自分の感性・感覚・感じるまま
素直に生きていきたいと思います
今日のこの出逢い
この時間この空間に感謝いたします
2024年6月9日
えつこさんの台所~初女むすび~
@盛岡・リタ
森のイスキアで全国から訪れる人々を迎え
手づくりのごはんを用意し、食卓を囲み
相手の言葉に耳を傾け続けた
佐藤初女さん(1921年~2016年)
「いま、初女さんに逢いたい」と願い
集まったみなさんと輪になって
初女さんの食に対する想いがつまった
“初女むすび”をむすびました
この日は3月に開催した
「盛岡リタ・春の足音が聴こえるとき“糀をたてる”」に
参加された方々との再会の場でもありました
(あの場で皆さんからリクエストを頂いての開催です)
おむすびをむすんんだあと、初女さんにむけて
お手紙を綴る静かな時間を持ちました
みなさんのお手紙をお預かりし
それぞれのお手紙から
ワンフレーズ ワンセンテンス
つなぎ合わせたら
あの日あの時間だけの
ひとつの特別なストーリ―になりました
初女BOOK
“いま、初女さんに逢いたい”2024.6.9
お届けできたことがヨロコビです
一つ目のおむすびは
初女さんのお写真の前に捧げるように並べ
二つ目のおむすびは
岩手の風土の味いっぱいの
ソラとテシゴト発酵発光ワンプレートになりました
〇輪になりむすんだ初女むすび
〇Gaiaの味オンリースープ
(ヒエ・イエローカリフラワー・とうもろこし)
(3月に盛岡でたてた糀で仕込んだ玉ねぎ糀・リタの御庭の琵琶の葉入り)
〇盛岡水菜&芽ひじきとトマトと蕨のたたき梅酢と醤油糀のマリネ
〇田村種農場“山白玉大豆”梅酢ソイマヨマッシュwith盛岡のフェンネルたっぷり
〇紫玉ねぎ&枝豆&切干大根五穀ミキ水キムチ
〇姫竹グリル花酵母入り田村種農場白米糀マリネ
〇黒糖スパイス梅シロップ寒天ミント添え
2009年「岩木遠足」で初女さんに
おむすびをおしえていただいてから
台所にたつときは
いつもどこかに初女さんを感じています
「透明というのは本当にきれい
食べものも人も、透明がいいと思います」
その言葉通りのおむすびをされるお姿でした
台所で食べものの透明感に向き合ううちに
いつしか台所の外にいても自分の内側にもすべてに
いのちが透明になる時を感じたくて耳を傾けるようになりました
いのちを全うしているとき
わたし達は知らず知らずのうちに透明になっている
いのちの全うとは
大きな使命を果たすことではなく
日々の暮らしのひとつひとつ
目の前に起こる出来事に
心を合わせていくこと
近頃はそんな風に思えるようになりました
初女さんの在り方との対話はこれからも続いていきます
この日
盛岡リタに集い魂の再会を果たした皆さま
天から響く
清らかな鈴の音に耳を澄ますような時間を
共に過ごしてくださりありがとうございます
だいすきな盛岡・リタの空間で初女むすびをお伝え出来ましたことヨロコビです
これからも
「えつこさんの台所」は
カラダと心とたましい
わたしとあなた
これまでといま
いまとこれから
この地とわたし
地球とわたし
わたしと宇宙
わたしと世界とを
むすんでゆきます
まだ出逢わぬあなたに逢えますように
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